パリパラ五輪で杉浦佳子(すぎうら けいこ)選手が自転車女子個人ロードレースで1時間38分48秒の1位でフィニッシュし、同種目で東京パラ五輪に続き2大会連続金メダルの快挙を達成しました。
東京パラ五輪で日本人最高齢50歳での金メダリストとなった杉浦佳子選手。
2024年のパリパラ五輪では、自身の持つ記録を見事53歳で更新しました。
実生活では、お孫さん二人もいるお祖母さんなんです。
今回は、杉浦佳子選手の息子さんや彼女の経歴を調査しました。
【画像】杉浦佳子の息子はプロのロードレーサー!
杉浦佳子選手の息子さんの名前は、野口悠真さんと言います。お母さんに似てますよね。
そして、母親と同じく自転車競技のプロ。
所属チームは、稲城FIETSクラスアクトでクライマーとして活躍しています。
名字が違うのは、杉浦佳子選手は離婚されているからです。
- 名前:野口悠真 (のぐち ゆうま)
- 生年月日:1990年6月2日
- 出身地 :東京都
- 身長 :172㎝
- 体重 :62kg
杉浦佳子には孫もいた!
この写真は、東京多摩市のいろは坂で自転車愛好家が集まり「2022年度 年末いろは清掃」が行われた時に、参加された地元の野口悠真選手と家族の姿です。
既にお子様もいらっしゃいますので、杉浦佳子選手は既にお祖母さんなのです。
53歳と若く、しかも五輪の金メダリストのお祖母さん、お孫さんと一緒に自転車に乗る日も近そうですね。
杉浦佳子のwikiプロフィールや経歴を調査!
杉浦佳子のプロフィール
- 名前:杉浦佳子(すぎうら けいこ)
- 生年月日:1970年12月26日
- 出身地 :静岡県
- 最終学歴:北里大学薬学部
- 所属 :楽天ソシオビジネス
- 分野 :ロードレース、パラサイクリング
野口 佳子(のぐち けいこ)の名前で活動していた時期もありますが、2018年に離婚をし、2019年頃から現在の名前で活動しています。
杉浦佳子の波乱万丈な経歴
①薬剤師をしながらトライアスロン
実家は曾祖母の代から薬種商を営んでいて、地域では今で言う健康サポート薬局のような存在だったとの事。
自身も当たり前に薬剤師になるもとだと思っていたようですが、杉浦佳子さん東北薬科大学在学中に妊娠・出産で一度は退学。
しかし、薬剤師への強い思いから再度、北里大学に入学して、子育てしながら国家試験に合格。
若い時から、自分を律する事が出来、目標に向かって着実に進んでこられたようです。
子育てしながら、大学受験と学業、いったいどうやって時間を捻出していたのでしょうね。凄いお母さんです。
20代でフルマラソンを完走したのをきっかけにトライアスロンに興味を持ち、趣味で大会にも出場するまでに。
②落車事故
薬剤師とロードレースを楽しんで充実していた矢先、2016年4月、静岡県で行われたロードレース大会中に落車事故にあいます。
なんと、脳挫傷、外傷性くも膜下出血、頭蓋骨・鎖骨・肋骨・肩甲骨の粉砕骨折、三半規管損傷など重傷を負ってしまいます。
そして、高次脳機能障害が残ってしまいました。
リハビリ中に知人からパラサイクリングを勧められ、2017年3月に実業団レース 宇都宮クリテリウム&ロードレースにて復帰。
一時は「自分が障害を負った時、もう人の役に立つことはないんだ」と思うまでに落ち込みましたが、5年間のリハビリを乗り越え復帰するまでになっています。
③パラサイクリング選手として
2017年3月にパラサイクリングに転向します。
同年のUCIパラサイクリング・ロード世界選手権のタイムトライアルで優勝。
2018年の同選手権でもロードレース女子C2クラスで優勝し、UCIの「パラサイクリング賞」を日本人として初受賞するまでになりました。
2023年のUCIパラサイクリング・ロード世界選手権では3位の銅メダルを獲得しています。
東京パラ五輪へ出場
2021年開催の東京パラリンピックの日本代表に選出され、パラ五輪に初出場し、見事に日本女子選手第1号となる金メダルを獲得。
50歳でのパラリンピック金メダル獲得は、日本人選手過去最高齢。
また、女子個人ロードレースでも1時間12分55秒のタイムで金メダルを獲得。
日本自転車史上初となる同一大会2冠を達成しました。
パリパラ五輪でも金メダル
23年には原因不明の体調不良で思うように体を動かすことができず、「さすがにパリは無理かな」と思っていたそう。
しかも、国際大会ではあと一歩で勝利を逃すことが多く、「また最後に抜かれるんじゃないか」と不安に。
年齢的に、ホルモンバランスも崩れる時期、更年期障害なども考えられますよね。
しかし、栄養バランスを考えた食事を取るなど、生活習慣を改善することで徐々に復調。
自分自身との戦いに打ち勝ち、パリパラ五輪の自転車女子個人ロードレースで2連覇を果たしました。
杉浦佳子選手は、ゴール後、「記録を更新できるとは思っていなかった。信じられない」と喜びをかみしめていたようです。
まとめ
杉浦佳子選手53歳、年齢的にもホルモンバランスも崩れ心身ともに衰える年代、体調がすぐれない日々もあると思います。
それに加え、落車で背負った障害で人には言えないほど辛い練習をしたはずです。
東京パラ五輪に続く、パリパラ五輪での金メダル、本当に凄いとしか言い表せません。
また、自身の経験を活かし、アスリートの気持ちが分かり、患者の気持ちもわかる薬剤師として精力的に講演活動も行っているそうです。
不屈の精神と努力の人ですが、原動力は応援してきた人がいてくれたからと語っています。
日本人最高齢での金メダリストの記録、来年のロス五輪でも更新して欲しいですね!
コメント