北村一輝(きたむら かずき)さんと言えば、Netflixのドラマ『地面師たち』では強面のチンピラ役が光っていましたが、NHKのバラエティ番組ではコントもこなす姿が話題になっています。
映画『グランメゾン東京』にも出演、話題作に多数出演中で、メディア出演が目白押し。
現在は安定した個性的演技でベテラン俳優さんですが、声もとっても素敵なんですよねー。
生い立ちや、どのようにして俳優の道へ進まれたのか気になったので調査してみました!
【画像】北村一輝の生い立ちを調べてみた!
外国人の血が入っているの?と思うほど、日本人離れした顔立ちの北村一輝さんですが、大阪府大阪市出身で、父親、母親、2歳年上の兄の4人家族構成。
100%日本人のようですが、母方の祖父母は沖縄出身との事、だから濃い顔立ちなんですね。
以前NHKの番組ファミリーヒストリーで祖父母の沖縄でのルーツについて調査し、士族だった事が判明しています。
父方の先祖も豪農という事、北村一輝さんは由緒ある家系なんですね。そう言われれば、威厳ありそうなお顔立ち。
母方の祖父母は沖縄の生まれ。今回の取材で一輝の一族が、なんと英雄と呼ばれる15世紀の豪族・護佐丸とつながる可能性が浮上。さらに琉球併合の際、琉球王国の存続を目指していた先祖の存在が明らかになる。大阪へ出た祖父母は、沖縄への差別にあったり、沖縄戦で親族を亡くしたりと激動の人生を送る。父方のルーツは金沢に。本家は400年以上続く豪農だった。祖父は二度も戦場へ。戦後、バターピーナッツの販売で一旗あげる。
引用先:ファミリーヒストリー
上の写真はお母さまです、美人でオシャレで明るい性格なんだろうなと想像できます。
お兄さんは演出家で活躍されているキタムラトシヒロさん。
上の写真は、お兄さんのお若い頃の俳優時代の写真です。兄弟そろってイケメンですよねー。
ご兄弟とっても仲良しで、一緒の写真も時々インスタにアップされています。
北村一輝は海賊になりたかった!
北村一輝さん、幼少期より映画好きで、中でも深作欣二監督の『蒲田行進曲』に衝撃を受けたそうです。
その後タイロン・パワー主演の『海の征服者』を観て海賊に憧れを抱き、「海賊になるため」に商船高専に進学。
海賊になるというぞ!という凄い思い込みですが、進学した事は素晴らしいです。
商船高専は進学高校や大学よりもはるかに難しくてレベルが高いことで有名な学校。
しかし、「海賊になれない」ことに気がついたため3年で中退し、「役の上ならどのような人間にもなれる。海賊にもなれる」から役者を志すことに。
商船高専に通っていたため一級小型船舶操縦士免許を所持されています。
俳優になるために上京
海賊の夢は諦め、俳優になるために19歳で上京を決意!
しかし、あまりにも無計画すぎたせいか順風満帆とは行かず、失意のうちに一度諦めたそう。
その間、オーストラリア、南アメリカ、東南アジアなど、およそ4年間海外で放浪生活をしたが、「これでは逃げ出したままで終わってしまう」と思い直し帰国。
ようやく事務所が決まったのは30歳を過ぎてからのことだったそうです。
俳優活動を再開し、やがて三池崇史や望月六郎作品と出合ったことがターニングポイントとなり、
1999年公開の映画『皆月』および『日本黒社会 LEY LINES』でキネマ旬報新人男優賞を受賞。
2000年代に入ってからはドラマ『あなたの隣に誰かいる』や大河ドラマ『北条時宗』への出演で、誰もが知る俳優へ。
一度俳優を諦め、世界中を放浪した経験は俳優としてだけでなく人として大きく成長したんでしょうね。
北村一輝の逸話が凄い
役づくりに対するこだわりが強い北村一輝さん。数ある逸話が凄いのです。
映画『鬼火』での逸話
ゲイバーのママ役を演じるにあたり、ゲイバーに行くお金がなかったため、何週間も新宿2丁目の通りに立ち、声をかけてくれた人にゲイバーに連れて行ってもらいそこでアドバイスを貰ったり、取材をさせてもらうといった方法で役づくりをしていたそうです。
主演の原田芳雄さんに初めてあいさつした際、黒のショートパンツ姿だった北村一輝さんを見て、「本物のゲイを起用した」と勘違いしたほどだったとか。
映画『JOKER 厄病神』での逸話
チンピラ役で出演するため、役作りで最初自前の前歯4本を一遍に抜歯、計9本の前歯を抜いたそうです。
駆け出しの頃はとにかく作品を観にくるお客さんや現場に役者として強く記憶してもらうため加減も知らず自分なりに思いつくすべてのことを試してみる形で役作りをしていたと振り返っています。
北村は改めて、「徐々に自分で役をつかんでいくしかなくて、常に爪痕というか、100%以上のものを出そうとしていて」と当時を回顧。映画は萩原健一さんと渡部篤郎が主演で、北村は渡部の弟分のチンピラ役だった。「年も近いし、身長も少し高いだけで似てたりするので、どうすれば弟分に見えるだろうと。いろいろ考えて、食べ方に品の無さというか、いろいろなものが出るんじゃないかと思って。家で、食べ方とか、音を出したり、お箸の持ち方とか、いろいろやった時に、何かないかなと思って、“やっぱり歯がそろってたら変だよな”って思って、なんか思いついたんです、“抜こう!”って」と振り返った。
引用先:スポニチ
役者魂が凄いです、実際に歯を抜くアイデアもあっぱれですが、その心意気が画面でも表れていたのでしょうね。
映画『キルビル』での逸話
北村一輝さん自身が、クエンティン・タランティーノ監督の大ファンで、映画撮影の来日した際に、出演を直訴しに行き、監督に、「オマエ知ってるよ!」と言われ、更には、「脚本書き換えるけど、もし出番がなかったらごめんね」
と言われてしまったものの、結局は、一人二役として、出演。
どうしても出演したいという熱い気持ちを自ら積極的に行動できる北村一輝さん、ステキだなー。
北村一輝のプロフィール
- 本名:北村 康(きたむら やすし)
- 出身:大阪市
- 生年月日:1969年7月17日
- 身長:178㎝
- 学歴:弓削商船高等専門学校中退
- ジャンル:テレビドラマ、映画、ナレーター、舞台
北村一輝さんは俳優だけでなく、カレー好きが高じてカレー屋さんのオーナーを務めているんですよ。
大阪・日本橋の老舗カレー店「カレーやマドラス」の東京初出店、カウンター9席だけの「大阪マドラスカレー」のオーナが北村一輝さんとは、驚きです。
好きな事に対する情熱が人一倍強いんですね。
まとめ
北村一輝さんを調べて分かったのは、相当に熱い志を持った人だという事。
挑戦されている色んな分野、夫々に拘りも感じ、才能豊かでとっても魅力的です。
イケメンは誰もが認める事でしょうが、実際に会ったらオーラがキラキラしてそうです。
2枚目から3枚目まで幅広い演技も味があり、これからも益々活躍される事間違いなしですね。
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