NHK連続テレビ小説「おむすび」の脚本を担当しているのは、NHKでドラマ「正直不動産」シリーズなどを手掛けた、根本ノンジさん。
劇団の作・演出や人気テレビ番組の構成作家などもこなし、既に多くのヒットドラマを生み出した人気脚本家。
一体どんな方なのでしょうか? 気になりますよね。
ということで、根本ノンジさんの経歴や過去の作品について調べてみました。
【画像】おむすび脚本家の根本ノンジの経歴を調べてみた!
根本ノンジさん、名前だけ聞くと男なのか女なのか区別のつかない名前ですが、もちろんこれはペンネームです。
どんなプロフィールなのでしょうか?
根本ノンジのプロフィール
- 本名:非公開
- 生年月日:1969年2月2日
- 出身地:千葉県市川市
- 活動:2001年から
- 職業:脚本家、構成作家、演出家
- 日本脚本家連盟所属
本名は非公表ですが、とても地味な名前との事。
根本ノンジ「ノンジ」というのは子供の頃からのあだ名だそうです。
この名前で脚本家デビューしてしまったので、そのまま「根本ノンジ」で活動。
本名はケンジ?シンジ?かな?
「ノンジ」という名前はインパクトあるし、性別不明で謎めいた感じで良いのではないでしょうか?
根本ノンジの経歴
NHK連続テレビ小説「おむすび」は、根本ノンジさんのオリジナル脚本。
「おいしいものを食べたら、悲しいこと、ちょっとは忘れられる」がテーマとなったドラマです。
根本ノンジさん、実家は3代と続く焼き鳥屋。
幼い時から店を手伝っており、調理師免許も持っていて、焼き鳥店の跡継ぎも出来なくはなさそうです。
幼少の頃からテレビ、映画が大好き、特にドリフターズが好き。
また漫画家になるのが夢だったようで、中学生の頃に自作の漫画を藤子不二雄Ⓐ先生に見せに行っています。
「僕はもともと漫画家になりたくて、小学校、中学校と漫画を描いて持ち込もうとしていたんです。藤子不二雄Ⓐ先生の『まんが道』で手塚治虫に持ち込みに行くシーンを読んで、コロコロコミックに載っていた住所をたよりに、小学校のときか中学校のときに自作の漫画を藤子先生のところまで直接持って行ったことがありました。
でも、ビビっちゃって、ポストに入れて逃げてきた。そしたら、その年、年賀状が来て『頑張ってください』と書いてあったんです。
引用先:FRIDAY
勇気と行動力が凄いです。しかも先生から年賀状が優しい言葉と一緒に届くなんて。
もっと凄いのは脚本家になり出版パーティーで我孫子素雄(藤子不二雄Ⓐ)先生と会って、このエピソードを伝える事が出来ている事。
『僕、脚本書いてます』と言ったら『よく頑張りましたね』と言われて号泣してしまったことがありました」
引用先:FRIDAY
私もこのエピソードを読んで泣きました。大好きな人に直接メッセージを頂けるって人生が変化しますよね。
そんなこんなで漫画家への道はいったん保留、その後中学時代の文化祭で自作のコントを披露したことがきっかけで、脚本に対する興味が湧いたようです。
学歴は公表されていませんが、小劇団の作演出などを務めながら、構成作家として活動開始。
2001年、日本テレビシナリオ登竜門で「戦うドッペルゲンガー」で入選されています。
以後、脚本家として多数の脚本を執筆し注目を集めます。
根本ノンジの脚本の特徴
根本さんの脚本で日常のシーンで大切にしているのが食べる事との事。
「僕は食べるシーンを絶対描くんです。食べ方とかメニューのチョイスには絶対キャラクターが出るので、それは意識的にやっていますね。
なぜかというと、僕の実家は2代3代と続く焼き鳥屋で、僕は子供の頃からお店を手伝っていたんですね。お客さんを見ていると、食べ方にはすごく“人”が出るんですよ。こんな好き嫌いがあるんだとか、こんな食べ方するんだとか、お酒の飲み方もそうですけど、ずっと観察していたので、食べ方に人柄が出ることは体感的にわかっているんですよね。
だから、シナリオでは、家族で『料理』を作るところから、食器の使い方、メニューまでかなり細かく書きます。細かく書き過ぎて『この時期にこのメニューは違うだろう』みたいに言われることもありますが(笑)」
引用先:FRIDAY
「おむすび」の主人公を栄養士を目指す女性に設定した理由が、腑に落ちました。
人生の全てには、食べる事は切り離せないし、美味しいものは全ての人をしあわせにします。私も同感です。
根本ノンジの過去の作品も調査!
2007年の日本テレビドラマ、松山ケンイチさん主演「セクシーボイス&ロボ」でドラマの脚本家としてデビュー
以下は過去の根本ノンジさんの脚本です。
「ハコヅメ~たたかう!交番女子」(日本テレビ系)
「相棒」シリーズ(テレビ朝日)
「監察医 朝顔」シリーズ(フジテレビ)
「正直不動産」シリーズ(NHK)
「パリピ孔明」(フジテレビ系)
「サ道」(テレビ東京)
過去の主な作品を見るだけで、人気の脚本家と分かりますよね。
シリアスもコミカルも書け、しかも早いそうです。
相棒の脚本でのエピソードでは根本ノンジさんの人柄が垣間見えます。
「『相棒』はネタもトリックも毎回脚本家が全て考えるんですが、僕の回はふざけてしまう『傾向』がありまして、最初は『スピンオフか』と会議で言われたこともありましたが、徐々に『根本回だからまぁ良いか』と言ってもらえるようになりました。
引用先:FRIDAY
特に漫画が原作の脚本を書く場合は原作に傷がつかないようにしなきゃいけないという意識で『原作をお借りしている』つもりなんですとの事。漫画家志望だったので、人一倍漫画家の気持ちをリスペクトされているのでしょう。
そういうきめ細やかな心や緻密に量産が出来るという事もあり、職人的な脚本家として評価が高のも頷けます。
まとめ
これからの「おにぎり」のドラマの展開も楽しみですが、根本ノンジさんの人となりも興味深く、もっと注目されていくことでしょう。
「速い」「上手い」「何でも書ける」三拍子揃ったNHKの連続小説にぴったりの脚本家だという事みたいですよ。
根本ノンジさんオリジナルの視点で書かれた食に拘った物語にも注目したいと思います。
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