フードディレクターの野村友里(のむら ゆり)さんと言えば、独自の感性とバイタリティで新しい食の道を切り開いたとってもカッコいい女性。
レストラン経営や本の執筆、イベントの開催、映画監督まで、「食」について多岐にわたる活動を行っています。
たまにテレビで特集される事もあるので、気になっている方もいるのではないでしょうか?
今回は、彼女の経歴と映画監督の顔にも迫ってみました。
【画像】野村友里の経歴を調査!
長年おもてなし教室を開いていた母、野村紘子さんの影響で料理の道へ入った野村友里さん。

野村紘子さんは料理教室の主催者。
もともとは友里さんの友人の母親に料理を教えてほしいと頼まれたことから始まったそうですが、既に40年以上も続いているそうです。
一度も同じメニューを教えた事はないとか。試行錯誤されながら新作を生み出されている努力、素晴らしいです。
長年通い続けている生徒さんもいると思うので、毎回新しいメニューが習えるのは嬉しいでしょうね。
テニスに明け暮れた日々
野村友里さんは、小学校から大学までずっとテニスに明け暮れた日々のスポーツ少女。
「小学校から大学まで、ずーっとテニスをやっていたんです。高校ではインターハイにも出て。だから、二十歳の頃はインカレで365日テニスをしてました」
引用先:POPEYE
かなり強かったようですが、社会人になってから続ける事は考えていなかったようです。
大手総合商社の総合職に就職

お父さんの助言で、新卒で大手の総合商社へ入社した野村友里さんでしたが、会社勤めはどうにも性に合わなかったようで、1年半ほどで退職。
「このまま結婚しても、何かあったときに誰かのせいにしてしまうかもしれない。稼ぎもないし、もうちょっと何かしてからじゃないとダメだなという考えがあって。一度も家を出たことがないし、初めての反抗期みたいな気持ちもあって、貯めたお金でイギリス留学を決めました」
引用先:POPEYE
この渡英の決心から野村友里さんオリジナルな料理人生が始まり今に繋がっています。
20代半ばで単身渡英、そして39歳でアメリカへ。
ロンドンの料理学校で1年間ほど過ごした野村友里さんですが、未だ何かが物足りないと思っていたようです。
「料理を褒められることは多かったし、母もいて、留学前には懐石料理を学んだことも。結局は食なんだろうなと思ってはいたんです。どこの国に行っても料理があれば毎日を楽しめるし、きっと武器になる。でも、その頃の私はまだ抗っていました。どこかで料理は無償のものと捉えていたから。それよりも、料理がある空間を生かして、誰かを呼ぶ、音楽を鳴らす、みたいなことができないかなと。料理を入り口にその先を見てみたかった」
引用先:POPEYE
料理留学後は、料理だけに留まらずライフスタイルの総合的空間を提供する「IDEE」の厨房で働く機会に恵まれます。
幸運にも自由な社風は厨房だけに留まらず、色んなイベントを任されることも多く訪れるように。
料理を通して人と人とが繋がる空間に魅せられる日々、そしてその思いは映画を撮る事へ繋がっていきます。
映画については、のちほど記します。
順調にキャリアを積み重ねていた野村友里さんですが、2010年39歳の頃に勉強の為アメリカへ渡米。
そしてカリフォルニアのオーガニック料理で有名なレストラン「シェ・パニース」での修行を経験。
唯一無二の料理の世界を確立
アメリカから帰国後は、エネルギッシュに自らの企画やお店を作り上げ、メディアでも話題に!
2011年 Open Harvest開催
→Nomadic kitchenを始める
2012年 restaurant eatrip開業
2017年12月 食の鼓動 開催
2019年11月 eatrip soil開業

eatrip は原宿にありながら一軒家で隠れ家的なレストラン、お料理も季節で楽しめ、お花屋さんも併設されています。
野村友里さんの思いが濃縮された空間で、イベントも開催される事もあるようです。
浅野忠信主演のドキュメンタリー映画の監督でもあった!

「IDEE」勤務中に培った人脈などもあったのでしょうか?
料理人でありながら2009年に映画「eatrip」の監督を務めています。
内容は、年齢や職業が異なる人々にカメラを向けた、人生においての食についてのドキュメンタリー。
それにしても、なんとも豪華な出演俳優の面々なのです。
2025年開催の第82回ゴールデングローブ賞で、日本人初テレビドラマ部門 助演男優賞を獲得した浅野忠信さんも出演されています。
食のトータル・コーディネートを提案するフードディレクターの野村友里が、人と食の関連性を描いたドキュメンタリー。世代や職業を問わず、様々な人へ食に関するインタビューを敢行し、現代人の食生活を多面的に見つめる。浅野忠信、UA、内田也哉子ら芸能界の著名人も多数出演。
野村友里のプロフィール

- 生年月日:1972年(詳細は非公表)
- 結婚歴:既婚
- 職業:フードディレクター/eatrip主宰
- 母親:野村 紘子(のむら ひろこ)
- 弟:野村 訓市(のむら くんいち)
- 出身大学:学習院大学経済学部経営学科卒
料理の世界だけではなく、雑誌の連載やラジオ番組にも出演されておりマルチな活躍をされています。
海外にも縁があり、人を楽しませるイベントを考えるセンスが素敵なんでしょうね。
まとめ
単に料理人として人へ提供するだけではなく、生活の中での食を大切にし、そして人と人を繋げたいという思いが、強くある方なんだなと感じました。
美味しい物を食べた時のしあわせって何にも代え難いですよね。
生命を大切にいただくということも含めて、食材にも気を配りたいし、誰と食を囲むかも大切ですよね。
ステキな空間の中で、食によって人が繋がるイベントってあるようでなかなかないので、とっても興味深いです。
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