2024年フジロックに出演が決まったバンドbetcover!!を率いる柳瀬二郎ご存じだろうか?
幼少期に両親の好きだったブラック・ミュージックに影響を受け、小学生でギター、中学生で本格的にに作曲を始めた感性溢れるミュージシャンである。
小説家でありパンクロッカーでもある町田康が今一番注目しているのが柳瀬二郎なのである。
実際に柳瀬二郎は町田康の1980年代くらいの日本のフォークやパンクが好きで『アース・ビート伝説’85』から影響を受けていると語っている。相思相愛である。
柳瀬二郎とはどんな魅力を持った人物なんだろう?
柳瀬二郎のかっこいい画像
この頃の姿は、街の何処かですれ違っても誰も気にも留めない普通の20代の若者という感じ。
10代の頃と現在の姿を比べると別人のようである。目の力が圧倒的に違う。
この間に色んな経験を積んで成長したことが証明される。といってもほんの6-7数年しか経っていないのだが、プロとしてデビューするなかで更に感覚が研ぎ澄まされたのだろう。学びも絶え間なく行っていたのだと思う。
僕、映画俳優やってます!と言ったら通じるくらいの容姿に変貌している。
彼の幼少期の体験として、父親のお酒の問題があって疎遠になっていたり、お兄さんには知的障害があったり、家庭環境に逃げ場のない時間を過ごしてたということも、自分で自分の人生を切り開くモチベーションになったのかもしれない。そして音楽で生活できる喜びが彼のアーティストとしての才能を開かせてくれたのであろう。
柳瀬二郎wikiプロフィール
名前:柳瀬二郎 やなせじろう 生年月日:1999年?月?日 2024年4月現在24歳か25歳
東京都多摩地区調布市の団地で生まれ育つ
楽器歴:ギター、ベース、フルート
出身中学校:調布市立第三中学校
中学時代、吹奏楽部でフルートを担当
出身高校:学校名は不明だが半年で中退
高校中退後、オリジン弁当でバイトしていた時期もある
小学5年生でギター、中学生に作曲を始め、16歳で本格的に活動を開始
当初は柳瀬二郎のソロプロジェクトとして活動していた
2016年の夏、バンドに憧れを抱いていた柳瀬二郎は、音楽プロジェクト「betcover!!」を立ち上げた
活動開始したその年にロッキングオン主催の『RO69 JACK for COUNT DOWN JAPAN』で優勝
2017年12月20日、1st ep「high school!! ep.」を発売。
斬新な戦略として、今後発表されるミュージック・ビデオの撮影は全員高校生クリエイターを起用すると発表される
2019年7月24日に1stアルバム『中学生』でメジャーデビュー
2021年より再びインディーズに戻る
2024年フジロックの出演決定
雑誌popeyeでコラムも書かれています
家族構成、恋人や結婚しているかなどについては、公開されていません。
柳瀬二郎の経歴
幼少期-中学生
ブラックミュージックやダンスミュージックを日常的に聴く幼少時代を過ごし、小学5年生の時、祖父の家にあった弦の切れたギターを弾いたことをきっかけに、音楽を始めた。
叔父がギタリストだったのでギターは知ってたんですけど、最初は興味なくて。そのホコリまみれのギターを見つけた時に興味が出ました。ちょっとやってみようかなという感じで始めて、ずっと独学でやってます。
引用先:WEB DONUT
友達のお父さんから宅録機を譲り受け、重ね録りしてたらハマる。
中学生時代は吹奏楽部だったこともあり、クラシック音楽も聴いていた。
当時のお気に入りは、東京スカパラダイスオーケストラ、ザ・ホワイト・ストライプス、ジャック・ホワイト
家にあったタブレットを使って曲を作り始める。
高校生
2016年の夏頃、バンドに憧れを抱いていた彼は音楽プロジェクト「betcover!!」を立ち上げる。
この当時はソロのプロジェクトであった。
高校の先生から「オーディションをたくさん受けてやる気を見せろ」と言われたことをきっかけに、「RO69JACK 2016 for COUNTDOWN JAPAN」へ応募すると、見事優勝。
一躍期待のニューホープとして注目され始める。
4月に入学した高校は9月退学しているが、実際には1-2か月しか通っていなかった。
学校では周りから相当浮いてたし。八王子のヤンキー校みたいなところだったから、周りが本当に馬鹿過ぎて、すごい嫌だった。あと、なんか眠くて、朝、学校に行けなくて……それが一番でかいかもしれない。
引用先:WEB DONUT
そもそも幼稚園児の頃から、自分はなんでこんな子供っぽい場所にいるんだろうと感じていたようなので、周りのみんなと群れて遊ぶことはなく、ひとり遊びが好きだった。
孤高で我が道を進む性質は生まれ持ったものに違いなさそうだ。
betcover!!バンドメンバー
当初は、気の合う友達がおらず、はじめはサポートメンバーを率いる形での活動を続けていた。
岩片禄郎(いわかたろくろう)がドラムとして加わると、吉田隼人(Ba)、Romantic安田(Ke)、日高理樹(Gt)とメンバーが増えていき、5人体制での活動が主となりはじめる(岩片禄郎は今年の6月にバンドを卒業した)。
2019年にメジャーデビューを果たすが、2021年からはインディーズに戻っている。
「betcover!!」バンドメンバー
- ボーカル:柳瀬二郎(やなせじろう)
- ギター:日高理樹(ひだかりき)
- キーボード&コーラス:Romantic (ロマンティック)
- ベース:吉田隼人(よしだはやと)
- ドラム:高砂裕大(たかさごゆうだい)
betcover!!の曲調のテンポは、はっぴいえんどを彷彿とさせるゆるい感じだが、詩は文学的でインパクトがあり、昭和も感じさせる。
柳瀬二郎曰く、僕が歌っているのは、根本的にはとても個人的なこと、社会的メッセージを歌っているのではないと言う。但し個人的なことを歌ったものが社会的なイメージを持てばいいなという意識はあるらしい。
大勢に届ける嘘くさいメッセージより、個人的でも本当のことを伝えてくれる方が、人に伝わるものだと思う。
柳瀬二郎の書く詩には嘘がなく決して大衆向けには書いていない潔さを感じる。
既に彼らの人気は一種カルト的であり、ライブには独特の異様な熱気がある。
SNSでの柳瀬二郎へのかっこいいとの声
20代とは思えない渋さで魅力を振りまいており、クラクラします。彼のハーモニカとギターも秀逸‼
この人に溺れたら絶対に後戻り出来ないと分かっているが、あれよあれよと知らぬ間に沼にはまってしまう、そんな自己プロデュース力をいとも簡単に発揮する20代、凄すぎる!
柳瀬二郎の書く字も個性的で尖っている。
1ページに書いている量もすさまじく多い。黒々してぎゅっと詰まった感じはちょっと狂気さえ感じる。
ライブで見る彼の姿は衝撃的なインパクトを与え、観客の予想を裏切っている。
彼の魅力は多面性に溢れているからこそ、一言で表せない「かっこよさ」なのだ。
「イカと蛸のサンバ」「メキシカンパパ」など、彼の考える曲のタイトルも意味不明なオシャレな感じだ。
彼が読んでいる本、観ている映画、好きなアーティスト、知りたいなと思う。
なぜなら、彼の音楽は、国や年齢層その時の時代性も関係ない、普遍的な事を歌っているから。
まとめ
柳瀬二郎、かなり個性的で玄人受けするアーティストに違いない。
2021年の1月付けでエイベックスを離れている。
メジャーからインディーズに行くことを選らび、商業ベースでのしがらみとは無縁。
好きな表現をひたすら追求する環境に身を置く清々しさ。
今後は、音楽だけじゃなく映画や小説などにも進出されるのではないだろうか?
今年はフジロックにも出演、世界中の観客が彼の姿にくぎ付けになることだろう。
まだ24歳か25歳なんだけど、既に人生何週目かなんだろうな?
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